初めてのコンパッションフォーカストセラピー実践トレーニング(全5回)
概要
2022年5月に弊社で開催したコンパッションフォーカストセラピー(CFT)セミナーは大変反響をいただきました。その時より臨床場面を想定した実践的トレーニングを企画したいと思っておりましたが、ついに2023年2月より全5回で開催する運びとなりました。
オンラインの少人数グループで、臨床場面での実践を想定しています。基本の導入部分はもちろん、CFTの強みである愛着に問題を抱えたクライエント、繋がるのが難しいクライエントとの対応を想定しています。こうしたクライエントの対応で悩んでいる方にはぜひお勧めのトレーニングとなっています。
以前に石村先生が「問題行動のある、他でも対処できない難しいクライエントさんでも、CFTを使うようになったらうまくカウンセリングできるようになった」とおっしゃっていた事があり、スタッフもどうしてもそれを学びたく拝み倒して開催にこぎつけました。
前回のセミナーに参加された方はもちろん、まだ参加されていない方も前回セミナーを期間限定で視聴可能(有料です)になっておりますので、そちらのセミナーで興味を持たれましたらぜひご参加いただければと思います。
コンパッションフォーカストセラピー(CFT)について
コンパッションフォーカストセラピーは、ポール・ギルバート教授により考案された統合的な心理療法です。進化論や発達心理学、社会心理学、神経生理学や神経科学に加え、コンパッション(慈悲)やマインドフルネスなどの仏教的概念をベースとし、否定的で批判的な思考を思いやりのあるものに変えていくことを柱としています。
コンパッションフォーカストセラピーは元々、恥や自己批判が強く治療が難しいうつ病の方を対象として開発されたセラピーです。今では統合失調症、強迫性障害、不安障害、PTSD、摂食障害、依存症など様々な疾患についてエビデンスが出ています。
今回のトレーニングも前回に引き続き日本におけるCFTのパイオニアである石村先生をお招きしています。開催まで楽しみにしてください。
研修会について
コンパッションフォーカストセラピーは、クライエントさんが自分自身の苦しみに向き合い、しっかりと痛みを感じ取り、それを癒していく温かい治療法と言えます。思いやりを受け取ることができるようになると、感情調整機能が働き、苦しみを和らげることができます。特に見捨てられ不安があったり、人と距離感を取ってしまう方には効果的と思います。一緒にトレーニングしていきましょう。
• 日程
◆第1回 2023年2月14日(火)19:00-21:00 CFTの基本的な流れ:4つのレイヤー |
◆第2回 2023年2月21日(火)19:00-21:00 CFTの導入およびエクササイズの練習について |
◆第3回 2023年2月28日(火)19:00-21:00 コンパッションの恐れとケース・フォーミュレーション |
◆第4回 2023年3月7日(火)19:00-21:00 まとめ/質疑応答など |
◆第5回 2023年3月14 日 (火)19:00-21:00 事例検討 |
• 場所:オンライン開催(Zoom)
• 録画視聴あり
• 資料:セミナー後、準備ができ次第配布予定
• 料金:55,000円(税込)
※ 研修会初回の8日前(2023年2月6日)まではキャンセル・返金が可能です(手数料を差し引いた金額をお返しします)。以降のキャンセルにつきましては100%のキャンセル料をいただきます。
• 定員:10名程度
• 対象:対人支援業務に就く方、またはそれらの職を目指す方。臨床経験はなくても構いません。
石村先生の「コンパッションフォーカストセラピーセミナー」がベースとなっている研修会です。まだ受講されていない方は効果的に研修を受けるためにセミナー受講をお勧めします(セミナー視聴は有料になります)。
• 臨床心理士資格更新ポイント申請予定(定例型ではなく通常の2P申請の予定です)
講師
石村 郁夫(いしむら いくお)先生
公認心理師・臨床心理士・指導健康心理士/プラスワンラボ合同会社代表社員
東京成徳大学 応用心理学部臨床心理学科・同大学院心理学研究科 准教授
2009年、筑波大学大学院人間総合科学研究科で博士号(心理学)を取得後、同年東京成徳大学応用心理学部臨床心理学科及び同大学院心理学研究科助教を務め、2013年より同准教授。2018年、英国国立ダービー大学大学院にてコンパッションフォーカストセラピーを創始者のポールギルバート博士より直接学び、同年準修士課程修了。
あいクリニック神田心理顧問。日本ヒューマン・ケア心理学会事務局長。2010年日本心理学会優秀論文賞など受賞歴多数。
主催
主催:株式会社メディカルリクルーティング
お申し込み
締め切りは2023年2月9日(木)となります。