ジェームス・カービー博士によるコンパッション・フォーカスト・セラピーワークショップ

概要

コンパッション・フォーカスト・セラピーの次世代のエースであり,オーストラリアのクィーンズランド大学の講師であるジェームス・カービー博士をお招きし,①2022年7月30日(土)、31日(日)②2022年11月26日(土)、27日(日)13時から17時の2つの日程でオンライン・ワークショップを実施することになりました。

2019年3月にジェームス・カービー博士が来日した際には全国各地から約200名の方が参加され、大変満足度の高いワークショップとなりました。

参加者の皆様から「再度、企画してほしい」「前回の内容から学びを深めたい」という数々の要望がございました。ジェームス・カービー博士のご厚意もございまして、土日のオンラインではございますがワークショップを実施することとなりました。

ジェームス・カービー博士(James Kirby, Pd.D.)は、コンパッション・フォーカスト・セラピーの次世代のエースであり、コンパッション・フォーカスト・セラピーの効果に関するメタ分析や、コンパッション・フォーカスト・セラピーの治療効果を妨げるコンパッションの恐れに関するメタ分析を実施しております。

それだけではなく、LGBTsに対するコンパッション・フォーカスト・セラピー、または摂食障害(ボディイメージの障害)へのコンパッション・フォーカスト・セラピー、また、子育て支援におけるコンパッションの有効性の検証など研究は多岐に渡っております。

今回、ジェームス・カービー博士に2つのワークショップをお願いすることにしました。

ワークショップ①コンパッション・フォーカスト・セラピーの臨床試験で用いられる標準化マニュアル

一つ目は、①コンパッション・フォーカスト・セラピーの臨床試験で用いられる標準化マニュアルに関してです(7月開催)。

コンパッション・フォーカスト・セラピーやコンパッショネイト・マインド・トレーニングを実施する際に、われわれは様々なやり方があることに混乱します。今回は世界初で統一化され、標準化されたマニュアルの全貌に関して解説していただきます。日本語訳でマニュアルはすべて配布資料として配布する予定です。

ワークショップ②子育て支援や家族療法へのコンパッション・フォーカスト・セラピーの応用

二つ目は、②子育て支援や家族療法へのコンパッション・フォーカスト・セラピーの応用に関してです(11月開催)。

ジェームス・カービー博士はクィーンズランド大学のサンダース教授に師事しました。サンダース教授は子育て支援や養育者に対するペアレンティングプログラムの開発者でもあり、トリプルP(Positive Parenting Program)で著名な先生でもあります。

また、ジェームス・カービー博士はもともとペアレンティングに関する博士論文を執筆しています。子育てや夫婦関係、家族関係においてのコンパッションの醸成の方法やその効果など、エクササイズをまじえて最新の知見や技術に関して解説していただきます。


英国を中心に徐々にコンパッション・フォーカスト・セラピーが広まり、うつ病、PTSD、OCD、社会不安、双極性感情障害、摂食障害、統合失調症、LBGTs、虐待、アディクションなど様々なメンタルヘルスや感情制御の問題に実証的研究が行われ、有効性が示されるようになりました。

東京成徳大・石村准教授

今回のワークショップは、はじめての心理士でもお気軽に参加できますし、コンパッション・フォーカスト・セラピーに関して詳しく解説していただきます。また、コンパッション・フォーカスト・セラピーのエクササイズも体験することができます。そのため、初学者でも、深く理解できる機会となることでしょう。

講師

ジェームス・カービー博士(James Kirby, Ph.D.)

  ※ワークショップでは逐次通訳がつきますのでご安心ください。

オーストラリアのクイーンズランド大学の講師である。スタンフォード大学のC-CARE(Center for Compassion and Altruisum Research)の客員研究員で、イギリスのコンパッショネイト・マインド財団の名誉会員でもある。セルフ・コンパッションの先駆者であるクリスティーン・ネフの提唱したMindful Self-Compassion Program(MSCプログラム)やスタンフォード大学のCompassion Cultivating Trainingにも精通しており、幅広い視野で、コンパッションを研究・実践する若手のホープである。

日程

★ワークショップ①「CFT標準化マニュアルWS」の日時 

 2022年7月30日(土) 13時~17時

      31日(日) 13時~17時

★ワークショップ②「子育て支援にCFTを応用するWS」の日時 

 2022年11月26日(土) 13時~17時

      27日(日) 13時~17時

※当日、Zoomに接続できない場合でも、後日、録画ビデオはご視聴できます。

オンライン開催

セミナーはオンラインとなります。Zoom(https://zoom.us/jp-jp/meetings.html)を使用します。会議IDやパスワードは、参加者に別途、お知らせいたします。

参加者数

最少催行人数は50名を予定しています。

※できる限り多くの方にご参加いただきたいので皆さんのまわりにも本ワークショップについてお声かけください。

参加費

パターン①5万5千円(2つのワークショップにご参加する場合) 

パターン②3万円(いずれかの1つのワークショップに参加する場合)

※パターン②のお申込み時に,「CFT標準化マニュアルWS」ないしは「子育て支援にCFTを応用するWS」のご希望を明記してください。

申込締切

2022年6月30日(木)17時まで

※配布資料を事前に郵送いたします。お早めにお申し込みください。

※ただし,ワークショップ②のみをご希望の方は2022年10月31日(月)17時までとします。

主催

プラスワンラボ合同会社

申込

プラスワンラボ様ホームページ(https://www.plusone-lab.com)のお問い合わせフォームから、件名に『ジェームス・カービー博士による2つのオンラインWS参加希望』と明記し、お名前とメールアドレス、メッセージを添えて、お申し込みください。