日常臨床のための対象関係論WEBセミナー(第三期):日常臨床のためのクライン派入門

メディカルリクルーティングにて度々講義をお願いしている名古屋心理療法オフィス 祖父江先生の年間WEBセミナー(2022年度)のお知らせです。精神分析的アプローチに興味のある方にお勧めの内容です。ぜひご覧ください。

概要

本セミナーは、WEB形式(ストリーミング動画配信)によるセミナーを実施しております。対面ではありませんが、「質問コーナー」と「ミニSVコーナー」を設け、参加者の方々と双方向のコミュニケーションを心がけております。さらには、ストリーミング配信ですので、忙しい日々の合間を縫って、お好きな時間に受講いただけます。

今期は「日常臨床のためのクライン派入門」を予定しております。始祖クラインから現代クライニアンまでのクライン派理論をひととおり解説します。そのうえで、クライン派理論・技法をいかに日常臨床に役立てるかの考え方や工夫をお伝えしたいと考えております。

クライン派と言えば、理論的には攻撃性・破壊性を臨床の肝としていますが、技法的にも、陰性転移の扱いを主要テーマにしています。私たちは、とかく破壊性を向けられたり、陰性転移が起きてしまったり、中断になったりすることに臆病ですが、セラピーや援助においてとても大事になるのは、実はそうした難しい局面になってから、そこをどう生き残るかにあるのです。人間のこころの暗部に鋭い洞察力を発揮するクライン派理論と技法は、日常臨床においても、破壊性をどう生き残るかに多くの叡智をもたらしてくれることでしょう。

セミナー内容

公開日テーマ
2022/5/23(月)破壊性という苦痛と快楽クライン1――子どもの破壊性
2022/6/27(月)破壊性という苦痛と快楽クライン2――PS的破壊性と抑うつ的破壊性
2022/7/25(月)破壊性という苦痛と快楽クライン3――破壊と孤独
2022/8/29(月)破壊性の受け皿――逆転移
2022/9/26(月)破壊性に潜むコミュニケーションの願い――ローゼンフェルト他
2022/10/24(月)倒錯した破壊性――スタイナー、ジョセフ他
2022/11/28(月)日本のクライン派――松木邦裕と衣笠隆幸
2022/12/26(月)破壊性の悲劇ビオン1――羨望の沼に沈む悲劇の結晶
2023/2/27(月)配信予定破壊性の彼岸ビオン2――創造の予兆としてのコンテイニング理論
102023/3/27(月)自閉症における破壊性――もうひとつの死の本能

講師

祖父江 典人(そぶえ のりひと)先生

臨床心理士・公認心理師/博士(心理学)/日本精神分析学会スーパーバイザー
名古屋心理療法オフィス代表


1957年愛知県にて生まれる。東京都立大学(現首都大学東京)人文学部心理学科卒業後、名古屋大学附属病院精神神経科教室にて、2年間心理研修生となる。その後、国立療養所(現国立病院機構)東尾張病院に2年間、厚生連安城更生病院に18年間勤務する。その後、大学教員に転じ、愛知県立大学福祉学部(講師、准教授、教授)に10年、愛知教育大学教育学研究科(教授)に9年勤める。

現在は独立し、名古屋心理療法オフィスを主宰。パーソナリティ障害やASDをはじめ、今日の適応困難な自我脆弱群のセラピーに、精神分析をいかに応用するかというテーマのもと、日常臨床を専門とする。

主な著書
『対象関係論の実践』新曜社(2008)、『ビオンと不在の乳房』誠信書房(2010)、『対象関係論に学ぶ心理療法入門』誠信書房(2015)、『日常臨床に活かす精神分析』誠信書房(共編著、2017)、『公認心理師のための精神分析入門』誠信書房(2019)、『文化・芸術の精神分析』遠見書房(共編著、2021)、『レクチュア こころを使う;日常臨床のための逆転移入門』木立の文庫(2022)ほか


主な訳書
ビオン、W.R.『ビオンとの対話』金剛出版(1998)、ビオン、W.R.『ビオンの臨床セミナー』金剛出版(共訳、2000)、スィーガル、J.『メラニー・クライン』誠信書房(2007)

参加費

3万円(院生、研究生2万円)

受講資格

臨床心理士、公認心理師、医師、看護師、福祉系援助職、教師、臨床心理系の大学院生、その他守秘義務を持つ専門家

臨床心理士資格更新ポイント

定例型(継続型)研修会(4ポイント)として認可されています。
(Webセミナーでありますが、日本臨床心理士資格認定協会に確認済みです)

※注意※
2022年度のセミナーになりますので、申請については主催の名古屋心理療法オフィス様にご確認ください

お申込み

名古屋心理療法オフィス様の下記URLよりお申込みください。