実践的精神分析的アプローチ勉強会:祖父江ゼミ2026(全10回) /防衛機制から考える「面接の進め方」

祖父江ゼミについて ~精神分析を、日々の臨床に使える形で学ぶ~
本ゼミは、精神分析的な視点を臨床に活かしたい心理職の方を対象とした学習会です。
精神分析というと、長年の訓練や専門的な理論が必要な、敷居の高い領域という印象を持たれることも少なくありません。
しかし本ゼミでは、いわゆる「精神分析ガチ勢」を目指す場ではなく、日々の臨床で役立つ精神分析的視点や面接技術を実践的に学ぶことを目的としています。
現代のクライエント像を踏まえながら、
- 防衛機制の理解
- 面接の進め方
- モーニング・ワークの観点から面接プロセスがどの段階まで進んだか
といったテーマを、事例やミニレクチャーを通して整理していきます。
これまで精神分析を体系的に学んできた方はもちろん、「興味はあるけれど、まだしっかり学んだことはない」という方でも参加しやすい内容になっています。
精神分析の考え方を、現代の臨床に合わせた実践的な形で学ぶことを目指すゼミです。
こんな悩みはありませんか?
- クライエントによって、面接の進み方がなぜ大きく変わるのかうまく整理できない
- 防衛機制の理解はあるものの、実際の面接でどう関わればよいか迷うことがある
- 面接が停滞したとき、次にどのようなプロセスを目指せばよいのか見通しが立ちにくい
臨床面接では、クライエントごとに状況は異なりますが、
防衛機制に注目すると、面接の展開には一定のパターンが見えてきます。
本セミナーでは、講義+事例を通して、防衛機制と面接プロセスの関係を整理する「臨床マッピング」という視点を紹介し、
面接の見通しを立てるための枠組みを学んでいきます。
💡 2026年のポイント!― 防衛機制と面接プロセスの「臨床マッピング」
臨床面接では、クライエントごとに状況は異なりますが、防衛機制に注目していくと、面接の展開にはある程度のパターンが見えてきます。
本講座では、
- 主な防衛機制
- 面接で用いられる関わり方
- モーニングワークのプロセス
といった要素の関係を整理しながら、防衛機制ごとにどのような面接の展開になりやすいのかを考えていきます。
このような整理を、今回「臨床マッピング(仮)」という図を基に行っていきます。臨床マッピングとは、クライエントの防衛機制を縦軸に、面接技法や面接プロセスを横軸に置きながら、「この防衛機制の場合、面接はこのような展開になりやすい」という臨床的なパターンを整理していく視点です。いわば、臨床面接の進み方を“地図”として捉える試みとも言えるでしょう。
なお、セミナー内で使用する図は、特定の理論体系や学会などで定式化されたものではなく、臨床理解を整理しやすくするために作成した便宜的な整理図です。参加者の皆さまが、クライエントの状態と面接の進め方の関係をより立体的に理解できるようにすることを目的としています。
もちろん、同じ防衛機制であっても、事例によって面接の展開は異なります。
しかし、このように臨床パターンを整理しておくことで、
- クライエントの状態の見立て
- 面接で何を優先するか
- 面接がどの方向へ進みやすいか
といった点が理解しやすくなります。
本セミナーでは、ミニ事例を用いながら、
さまざまな臨床パターンを整理し、面接の見通しを立てる視点を学んでいきます。
📝 勉強会の概要
- テーマ:「防衛機制から考える『面接の進め方』」
- 全10回コース・各回2時間
- 前半30分:祖父江典人先生のミニ事例を基に、防衛機制と面接プロセスの一例について学びます!
- 後半1時間30分:実際の臨床事例をみんなで検討し、実践力を深めます。
祖父江先生より、2026年の講義概要について
今日、時代の変化とともに臨床や援助現場に訪れるクライエントも様変わりしてきました。自我脆弱群と私が命名したそれらのクライエントも、従来型と今日型に、さらに分けられるように思われます。
これら自我脆弱群に対して、精神分析や対象関係論の王道となる転移解釈中心のセラピーの技法では、彼らの脆弱な自我には耐えられず、早晩セラピーの中断をもたらすことでしょう。かといって、受容と共感を中心としたセラピーを行っていても、退行を促進し依存的になるばかりで、彼らのこころの成長に寄与しないことでしょう。そこで、今日の臨床状況に即した対象関係論の応用が必要となります。それが、本セミナーの主旨となります。
私のミニ講義とスーパービジョンを通して、今日の臨床の実践的な考え方や技法をお伝えしたいと考えております。要点としては、さまざまにあります。「無意識的願望の意識化」、「考える機能の増強」、「リアルな自己の出現」、「モーニング・ワークを通した自己の活かし方」等々です。
ミニ講義とスーパービジョンを通して、これらの要点に関して、実践的に理解していただけたらと考えています。
ぜひ、皆様のご参加をお待ちしております。
📖 使用テキスト
- 祖父江典人著 『対象関係論に学ぶ心理療法入門2――面接プロセス編』(2026夏前刊)
現時点で未刊行のため、刊行次第、購入をお願いします。
🌟 こんな方におすすめ
- クライエントの防衛機制に応じて、面接の進め方を考えられるようになりたい方
- 面接が停滞したときに、何を手がかりに展開を考えればよいか知りたい方
- 精神分析的な面接のプロセスを、臨床のパターンとして整理して理解したい方
🎯 学べること
- 現代的なクライエント像を捉える力
- 単なる理論の学びに留まらず、実際の臨床場面で「使える」スキルを習得!
- 実践的な関わり方のヒント
- クライエントの内面世界をどう見立て、どう関わるか
- セラピストとしての「持つ」姿勢や、治療的関係性の築き方
- 他の臨床心理士さんたちとの交流
- 事例検討を通して、様々な視点や実践アイデアをシェアできます!
一緒に、今の臨床現場に本当に役立つ学びを深めていきましょう!
皆さまのご参加をお待ちしています😊
講師には、愛知県立大学や愛知教育大学で教授を務めるなど、長年精神分析的アプローチを実践・指導されてきた大ベテラン心理士の祖父江典人先生をお迎えしています。祖父江先生は現在もご自身でケースを持ちながら、様々な流派・領域の心理士にスーパービジョンを行っており、精神分析的アプローチを専門としない方にもわかりやすくそのポイントを解説してくださる先生です。
研修会について

受講者の皆さんより事例を募集します!どのような事例でも結構ですし、形式も自由です。準備の時間がないようでしたら、口頭での発表でも結構です。日々苦闘している臨床・援助の素材から、匿名性を保持しながら(必要に応じて事実の改変を行いながら)、奮ってのご応募をお待ちしています。
※事例は守秘性を守るため事実の改変可能です
• 日程
| ◆第1回 2026年6月18日(木)19:30-21:30 |
| ◆第2回 2026年7月16日(木)19:30-21:30 |
| ◆第3回 2026年8月20日(木)19:30-21:30 |
| ◆第4回 2026年9月17日(木)19:30-21:30 |
| ◆第5回 2026年10月15日(木)19:30-21:30 |
| ◆第6回 2026年11月19日(木)19:30-21:30 |
| ◆第7回 2026年12月17日(木)19:30-21:30 |
| ◆第8回 2027年1月14日(木)19:30-21:30 |
| ◆第9回 2027年2月18日(木)19:30-21:30 |
| ◆第10回 2027年3月18日(木)19:30-21:30 |
• 場所:オンライン開催(Zoom)
• 録画視聴あり
• 資料:なし
• 料金:66,000円(税込)
※ 研修会初回の8日前(2026年6月11日)まではキャンセル・返金が可能です(手数料を差し引いた金額をお返しします)。以降のキャンセルにつきましては100%のキャンセル料をいただきます。
• 定員:12名~20名程度
※定員に満たない場合は開催されません。あしからずご了承ください。
• 対象:臨床心理士、公認心理師、精神保健福祉士、看護師、医師など守秘義務のある資格を持つ方。
• 臨床心理士資格更新ポイント申請予定(定例型4P申請の予定です)
講師

祖父江 典人(そぶえ のりひと)先生
臨床心理士・公認心理師/博士(心理学)/日本精神分析学会スーパーバイザー
名古屋心理療法オフィス代表
1957年愛知県にて生まれる。東京都立大学(現首都大学東京)人文学部心理学科卒業後、名古屋大学附属病院精神神経科教室にて、2年間心理研修生となる。その後、国立療養所(現国立病院機構)東尾張病院に2年間、厚生連安城更生病院に18年間勤務する。その後、大学教員に転じ、愛知県立大学福祉学部(講師、准教授、教授)に10年、愛知教育大学教育学研究科(教授)に9年勤める。
現在は独立し、名古屋心理療法オフィスを主宰。パーソナリティ障害やASDをはじめ、今日の適応困難な自我脆弱群のセラピーに、精神分析をいかに応用するかというテーマのもと、日常臨床を専門とする。
主な著書
『対象関係論の実践』新曜社(2008)、『ビオンと不在の乳房』誠信書房(2010)、『対象関係論に学ぶ心理療法入門』誠信書房(2015)、『日常臨床に活かす精神分析』誠信書房(共編著、2017)、『公認心理師のための精神分析入門』誠信書房(2019)、『文化・芸術の精神分析』遠見書房(共編著、2021)、『レクチュア こころを使う;日常臨床のための逆転移入門』木立の文庫(2022)、『寄り添うことのむずかしさ』木立の文庫(共編著、2023)、『死と向き合う心理臨床』日本評論社(編著、2024)ほか
主な訳書
ビオン、W.R.『ビオンとの対話』金剛出版(1998)、ビオン、W.R.『ビオンの臨床セミナー』金剛出版(共訳、2000)、スィーガル、J.『メラニー・クライン』誠信書房(2007)
主催
株式会社メディカルリクルーティング

